「急にすっとんきょうな声を上げて、どうしたの?」 「その返事、なんだかすっとんきょうだね」
不意に突拍子もない反応をした時などに使われる「すっとんきょう」。 どこかユーモラスで可愛らしい響きがありますが、実は「場違い」「調子外れ」という、少し鋭い意味も持っています。
この記事では、「すっとんきょう」の正確な意味や意外な語源、日常生活で使える例文、そして似た意味を持つ類語との違いまで分かりやすく解説します!

🧐 「すっとんきょう」の意味をスッキリ解説
「すっとんきょう(素っ頓狂)」とは、一言でいうと「ひどく調子外れで、場違いな様子」を指します。
大きく分けて、以下の3つのニュアンスで使われます。
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声のトーンが外れる: 静かな場所で突然、裏返ったような大きな声を出す。
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文脈がズレる: 会話の流れを無視した、突拍子もない返答をする。
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驚きのリアクション: 驚きすぎて、普段のその人からは想像できないような反応をする。
📜 「すっとんきょう」の語源はどっち?
この不思議な響きの由来には、主に2つの説があります。
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説1:「すっ飛ぶ」+「京(きょう)」 勢いよく飛び出す「すっとん(すっ飛ぶ)」に、数の単位である「京(1兆の1万倍)」を組み合わせ、「とてつもなく飛び抜けている」という意味になったという説。
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説2:中国語の「心頭狂(しんとうきょう)」 「心が取り乱す」という意味の中国語がなまって、日本語の「すっとんきょう」に変化したという説。
どちらの説にせよ、「普通の状態から大きくハミ出してしまった」というイメージが共通しています。
✍️ 日常で使える「すっとんきょう」の例文
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「静まり返った会議室で、彼がすっとんきょうな声を上げた。」 (場違いなほど大きな声を出した様子)
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「深刻な相談をしていたのに、彼女からすっとんきょうな返事が返ってきた。」 (話の流れに合わない、見当違いな返答)
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「猫が鏡に映った自分を見て、すっとんきょうな顔をしている。」 (驚いて間の抜けた、面白い表情)
🔄 似た意味の言葉(類語)との違い
「すっとんきょう」と似た言葉に「突飛(とっぴ)」や「頓狂(とんきょう)」があります。
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すっとんきょう: 声や反応が「場違い」で、少しコミカル・滑稽なニュアンス。
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突飛(とっぴ): 思いもよらない、奇抜な行動。「個性的」というニュアンスが強い。
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頓狂(とんきょう): 突然でだしぬけな様子。「すっとんきょう」の「すっ(強調)」がない形。
✅ まとめ
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意味: 場の空気やリズムから、ひどく外れている様子。
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特徴: どこか面白おかしく、憎めない「ズレ」を表す。
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使い方: 突然の声、場違いな発言、驚きのリアクションなど。
最近では、SNSなどでペットや子供の「愛くるしい変な行動」に対してもよく使われる言葉です。ネガティブな批判というよりは、「ちょっとズレてて面白いね」という親しみを込めたツッコミとして使ってみてくださいね!
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