「大人でも難しいのだから、ましてや子供には無理だ」 このように、前後の内容を比較して「なおさら~だ」と強調する「ましてや」。
普段何気なく使っていますが、 「漢字ではどう書くの?」 「『ましてや』の後は必ずダメなことが続くの?」 と聞かれると、パッと答えにくい言葉でもあります。
実は「ましてや」は、古語の「増す(ます)」から生まれた、とても日本らしい響きの言葉です。
この記事では、意味や語源はもちろん、今日から自信を持って使える例文や類語との違いまで、分かりやすく解説します!
🧐 「ましてや」とは?その意味をシンプルに
「ましてや」を一言でいうと、
「前の事柄がそうなら、後の事柄は『なおさら』そうだ」 と、程度を強調する言葉です。
💡 使い方の黄金ルール
基本的には「Aでさえ〇〇なのだから、Bならもっと(なおさら)〇〇だ」という形になります。
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A(ハードルが低い方): 大人でも難しい
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B(ハードルが高い方): ましてや子供(もっと無理)
📚 「ましてや」の語源と漢字
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語源: 動詞の「増す(ます)」です。 「程度が増す」の「まし」に、接続助詞の「て」、強調の「や」が組み合わさってできました。言葉の中に「増量」のニュアンスが含まれているんですね。
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漢字: 漢字では「況してや」と書きます。 「状況(じょうきょう)」の「況」という字を使います。これは「比べる」という意味も持っている漢字です。※通常はひらがなで書くのが一般的です。
📝 そのまま使える!「ましてや」の例文集
1. 否定的な内容を強調する場合(よくある使い方)
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「彼は簡単な計算も間違える。ましてや、複雑な数式が解けるわけがない。」
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「プロでも失敗するのだ。ましてや初心者の私にできるはずがない。」
2. 肯定的な内容を強調する場合
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「この店は平日でも行列だ。ましてや休日は大変な混雑になるだろう。」
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「普段から綺麗な景色だが、ましてや雪の日は格別だ。」
🔄 似た言葉との使い分け
| 言葉 | ニュアンス |
| ましてや | 前の文を受けて、さらに程度が上がることを強調する。 |
| なおさら | 前の条件が加わることで、もっとその状態が強まる。 |
| いわんや | 「ましてや」のさらに硬い表現(漢文調)。現代ではあまり使わない。 |
✅ まとめ
「ましてや」は、物事の程度をぐっと強めて、相手に状況を分かりやすく伝える便利な言葉です。
「Aでさえ〜なら、Bはもっと〜だ」という形を意識するだけで、文章の説得力が一気に増しますよ!
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