「通算」という言葉はビジネスや日常会話でしばしば耳にするかもしれません。
この言葉は、「すべてを合わせて数える」という意味になります。
すなわち、「合計」という意味です。
では、「通算」は具体的にどのようなシチュエーションで使うのが適切なのでしょうか?
以下では、「通算」の使い方を簡単な例文と共に説明していきます。
「通算」を活用した実践的な例文集
- 右隅へ蹴ったボールが相手の守備を越え、ゴールネットを揺らした。この一撃で、彼はクラブキャリアにおける650ゴール目を記録した。
- 連続して2回の打席でホームランを打ち出し、ポストシーズンでの通算本塁打数を17に伸ばし、歴史上7位に名を連ねた。
- ヤクルトとの第24試合で初回、スアレスから二塁打を放ち、通算2000安打の大台を達成し、歴史に名を刻んだ。
- 労働基準法第38条第1項における労働時間の通算に関し、これまでの不明瞭な点に実務的解釈が加えられた。
- 失業給付を受けるためには、離職前2年間の「被保険者期間」が合計12ヶ月以上必要である。
- 藤井聡太七段が銀河戦で阿部健治郎七段を破り、公式戦での通算100勝目を飾った。
- 様々な所得からの赤字を他の所得や翌年の所得と通算して、所得税の負担を軽減できる制度が存在します。
- 通算予算を設定することで、広告のスケジュールを柔軟に設定し、選択的に広告を配信することが可能になります。
- ロサンゼルス・レイカーズが17回目の優勝を果たし、通算優勝回数でボストン・セルティックスに並んだ。
- 安倍晋三元首相は、第1次と第2次政権を含む通算で3188日間在職し、憲政史上最長記録を更新した。
- 四季劇場で上演中の「ライオンキング」が国内での通算上演回数8,450回を達成しました。
- メジャーリーグは、黒人リーグでの成績を公式記録と認定、これにより通算成績のランキングに変更が生じました。
「通算」と同義の言葉たち
「通算」に類似する意味を持つ言葉にはいくつかあります。
初めに、「総計」という言葉があります。これは「通算」と非常に近い意味合いを持っています。
その他、「総数」「総締」「総量」など、「総」を冠する言葉が類義語として挙げられます。
さらに、次のような表現も「通算」の類義語として使用できます。
- 「全部で」
- 「トータルで」
- 「全てを通し」
- 「全部を通して」
- 「延べ」
これらは「通算」と同じく、ある項目の全体量を表す際に便利です。
まとめ
これで「通算」の使い方や例文についての説明は終わりです。是非参考にしてみてください。
「通算」の「通」は、「通る」という意味があります。これに加えて、「通す」「貫通する」という意味も含まれています。
一方、「算」には「計算する」「数える」という意味があります。
したがって、「通算」はこれらの意味が組み合わさり、「全体を貫通して数え上げる」という意味合いを持つことになります。