「枚挙にいとまがない」とは、「一つ一つ数え上げるほどの暇もないほど多数存在する」という意味です。この表現は、とても多くの例や事項がある場合に用いられます。
言い換えると、「あまりにも多くて、全てを挙げることができない」という状況を表します。
この記事では、「枚挙にいとまがない」というフレーズを、日常生活や特定の状況でどう使うかを、簡単な文で示していきます。短文を通じてこの表現の使用法を理解しやすく解説します。
スポンサーリンク
「枚挙にいとまがない」を使った例文
- 私たちは彼の1970年代の輝かしいキャリアから、数え切れないほどの優れた作品を選び出し、独自のファッションスタイルに昇華させました。
- 歴史を彩る英雄たちが愛した名刀にまつわる話は数えきれず、現在でも美術品としてその価値を保っています。
- 日本の技術力を高く評価する国際的な声は多く、高品質な日本製品への評価は止まることなく高まっています。
- 地震だけでなく、気候変動が引き起こす台風や豪雨など、最近の災害関連ニュースは枚挙にいとまがない。
- サービス業の過酷な労働条件は、業界の常識かもしれませんが、その数は枚挙にいとまがない。
- 短期間のうちに市場から撤退した飲食チェーンは枚挙にいとまがない。フレッシュネスバーガー、世界の山ちゃん、牛角、モスバーガーなどがその例です。
- ミック・ジャガーの音楽やパフォーマンスが他のロックシンガーに与えた影響は、列挙するだけで枚挙にいとまがないほどです。
- 日本のミステリー界は、警察小説の名作が数え切れないほど存在します。その魅力を深掘りしてみたいです。
- 日本の食文化には多くの外来の食べ物が取り入れられており、パン、ラーメン、ハンバーグなど、その種類は枚挙にいとまがないほどです。
「枚挙にいとまがない」に類似する表現
「枚挙にいとまがない」は、多くのものや事象があって数えきれない状況を指します。これと同じ意味合いを持つ他の表現も多数存在します。
一例として、「いちいち数えられない」は、細かいものまで全てを数え上げることが不可能であることを意味します。また、「数え切れない」も同様に、非常に多くの数や量を示す際に用いられます。
他にも以下のような類義語があります:
- 「たくさんありすぎる」:非常に多量に存在する状態を表します。
- 「計り知れない」:その全体の量や影響を推測することが困難であることを指します。
- 「数知れない」:具体的な数が分からないほど多い状況です。
- 「おびただしい」:非常に多く、手に負えないほどであることを表します。
- 「尽きることがない」:終わりが見えないほど、持続的または恒常的に多いこと。
- 「数限りない」:限りなく多い、数に限界がないという状態を強調します。
これらの表現は、日常会話や文書で「枚挙にいとまがない」と同じ文脈で使うことができ、似たようなニュアンスを表現する際に役立ちます。
まとめ
この記事では、「枚挙にいとまがない」の意味とその使い方を、具体的な例文を通じて紹介しました。この表現は、「非常に多くの例や事項があるため、一つ一つ挙げることができない」という状況を表すのに適しています。
また、「枚挙にいとまがない」の「いとま」についても触れました。この言葉は漢字で「暇」とも「遑」とも表記されます。特に「遑」はあまり見慣れない漢字ですが、「暇」と同じ「ひま」すなわち「余裕がない」という意味があります。
これらの情報が、この慣用句の理解と使用に役立つことを願っています。さまざまな文脈で「枚挙にいとまがない」を使って、豊かな表現を試みてください。