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「職業」「業種」「職種」「職名」って何が違う?履歴書や申込書で迷わない書き分け方を解説!

お役立ち

日常生活ではあまり気にせず使っているこれらの言葉も、いざ正式な書類に書くとなると意外と戸惑うもの。「会社員と書けばいいの?」「営業って職種?職名?」「アルバイトはどう書くの?」など、疑問が次々と湧いてきます。

しかも書類によっては「職業だけ」「職種と職名」など、表記の仕方が異なることもあるため、なおさらややこしく感じられますよね。

この記事では、「職業」「業種」「職種」「職名」の意味の違いや具体的な例、そして実際に記入する際の書き方まで、やさしく丁寧に解説していきます。

ちょっとした言葉の違いを正しく理解しておくことで、書類の記入がぐっとスムーズになりますよ!

 

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「職業」とは?

たとえば、「会社員」「自営業」「パート」「公務員」「学生」「無職」といった表現が、職業の記載として一般的に使われます。

職業はその人の働き方や社会的立場を大まかに表すもので、業種や職種とは異なり、よりざっくりとした分類であることが特徴です。

【職業の例】

  • 会社員
  • 教員
  • 自営業
  • 派遣社員
  • フリーランス
  • 農業・漁業従事者
  • 主婦(専業主婦・主夫)

履歴書や各種申込書などで「職業」の欄がある場合は、まず自分の働き方をこの中から当てはめて記載すればOKです。

なお、会社で働いている人でも「営業職」「エンジニア」といった具体的な仕事内容を書くのは、この後に出てくる「職種」「職名」のほうが適しています。

 

「業種」とは?

たとえば「製造業」「建設業」「情報通信業」「金融業」「飲食業」「医療・福祉」など、日本標準産業分類に基づいたカテゴリが該当します。

つまり、どんな業界でビジネスをしている会社なのかを示すのが「業種」であり、働いている人個人ではなく、所属している企業・組織の特徴を表す用語です。

【業種の例】

  • 製造業(家電メーカー、部品工場など)
  • 卸売業・小売業(スーパーマーケット、商社など)
  • 建設業(住宅メーカー、土木業など)
  • 金融業(銀行、保険会社など)
  • 情報通信業(IT企業、Web制作など)
  • サービス業(美容、教育、ホテルなど)

たとえば、あなたが「エンジニア」であっても、IT企業で働いていれば「情報通信業」、自動車メーカーで働いていれば「製造業」となります。

申込書などで「業種」を問われた場合は、会社の事業内容ベースで考えるとスムーズに答えやすくなります。

 

「職種」とは?

つまり、どの業界にいるかではなく、「実際にどんな業務をしているのか」がポイントとなります。

【職種の例】

  • 営業職(法人営業、ルート営業など)
  • 事務職(一般事務、経理、総務など)
  • 技術職(システムエンジニア、機械設計など)
  • 企画職(マーケティング、商品企画など)
  • 接客・販売職(レジ、カスタマーサポートなど)
  • 医療職(看護師、薬剤師、理学療法士など)

たとえば、あなたが「情報通信業」のIT企業で働いている場合、

  • 業種:情報通信業
  • 職種:システムエンジニア となるイメージです。

「職種」は、自分の仕事をより具体的に伝える項目です。履歴書や応募フォームなどで「どんな業務経験があるか」を伝える場面では、職種を正確に書くことが重要です。

なお、パートやアルバイトの方であっても、

  • コンビニスタッフ → 接客・販売職
  • 工場作業員 → 製造・軽作業職 といったように、業務内容から職種を分類することができます。

 

「職名」とは?

【職名の例】

  • 一般社員(スタッフ)
  • 主任
  • 係長
  • 課長
  • 部長
  • 店長
  • 事務局長
  • マネージャー
  • チームリーダー など

たとえば、ある会社で営業職をしている人が「課長」であれば、

  • 職種:営業職
  • 職名:課長 となります。

「職名」は企業によって独自の呼び方があったり、外資系では「マネージャー」「ディレクター」など英語表記の場合もあります。

履歴書や申込書などで「職名」を記入する欄がある場合は、自分が会社内で呼ばれている正式な役職名をそのまま書きましょう。

役職がない場合は「一般社員」や「スタッフ」と記入すればOKです。アルバイトやパートの方であれば、「アルバイト」「パートタイマー」などでも問題ありません。

 

実際の記入例で見る書き分け方

【ケース1:会社員・営業職・課長】

  • 職業:会社員
  • 業種:情報通信業(勤務先がIT関連企業の場合)
  • 職種:営業職
  • 職名:課長

【ケース2:パートで飲食店勤務】

  • 職業:パート
  • 業種:飲食サービス業
  • 職種:接客・販売職
  • 職名:パートタイマー

【ケース3:自営業(美容室経営)】

  • 職業:自営業
  • 業種:サービス業(美容業)
  • 職種:美容師
  • 職名:代表(またはオーナー)

【ケース4:大学生のアルバイト(コンビニ勤務)】

  • 職業:学生(アルバイト)
  • 業種:小売業
  • 職種:販売・レジ業務
  • 職名:アルバイト

このように、それぞれの欄には意味に応じた内容を書くことが大切です。

迷ったときは、

  • 「職業」=自分の立場・働き方(ざっくり)
  • 「業種」=勤め先の業界
  • 「職種」=日々の仕事の中身
  • 「職名」=社内の役職や呼び方 と整理して考えると、正確に書き分けることができます。

 

まとめ

  • 職業:働き方や社会的立場を表す(例:会社員、自営業、パート)
  • 業種:勤め先の事業内容・業界(例:製造業、情報通信業)
  • 職種:具体的な仕事の内容(例:営業職、事務職)
  • 職名:社内での役職や呼称(例:課長、一般社員、アルバイト)

履歴書や申込書でこれらの欄が出てきたとき、「なんとなく」で書くのではなく、それぞれの意味を理解したうえで正しく書き分けることが大切です。

正確な表記は、書類を読む側にとってもわかりやすく、あなたの仕事や立場をしっかり伝える助けになります。

この記事を参考に、今後は迷わず自信を持って記入していきましょう!

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