文章や会話で頻繁に使われる便利な接続詞「つまり」について解説します。
この言葉は、「話の本質は」「つまるところ」「結論としては」といった意味を持ちます。
さらに、「他の言葉で言い換えれば」「別の表現でいうと」「すなわち」という意味合いも持っています。
そこで、さまざまな状況で「つまり」をどのように活用するか、具体的な例文を通してご紹介します。
「つまり」を用いた子どもにも理解しやすい例文集
・今日は寝る前に必ず目覚ましをセットしてください。それで、絶対に遅刻してはいけません！つまり、明日は時間通りに起きることが重要です。【本質を表す】
・彼は勝手に約束を破ることはなく、常に誠実です。つまり、彼は私にとって信頼できる人物だということです。【本質を表す】
・「疲れた」や「気分が乗らない」と言っていますが、つまりそれはあなたがもう帰りたいと思っているということですか？【本質を表す】
・「その…」、「あの…」、ためらいながら「すみません…」と言って、最後に「つまり、私はあなたのことが好きです」と告白します。【本質を表す】
・長時間議論しても何も決まらなかった。つまり、どちらも妥協する意志がないということです。【本質を表す】
・私はコーヒーに砂糖もミルクも加えません。つまり、私はブラックコーヒーを好むということです。【言い換えると】
・あなたに勝てる人はいません。つまり、あなたはこの中で最も強いということです。【言い換えると】
・私は日本語しか話せません。つまり、私は日本人です。【言い換えると】
・鶏肉は全く食べないし、食べるつもりもありません。つまり、鶏肉が苦手だということです。【言い換えると】
・家族は妻と二人だけで、妻は毎日家にいます。つまり、妻は専業主婦です。【言い換えると】
「つまり」の同意語とその使い方
このセクションでは、「つまり」と同じような意味を持つ類語をご紹介します。
「話の本質は」や「要点をまとめると」といったニュアンスで使われる「要するに」や「結局」があります。これに加え、「行き着くところ」と「とどのつまり」も似た意味で使用されることがあります。
また、「他の言葉で表現すると」の意味で使うときは、「言い換えると」と「すなわち」が代表的です。
さらに、「簡単に言うと」、「一言で言うと」、および「簡潔に言うと」も、似た用途で活用されます。
これらの表現は、特に説明や解説を簡潔にしたい時に役立ちます。たとえば、「わかりやすく言えば」という表現も、情報を簡素化して伝える際に便利です。
まとめ
この記事では、「つまり」という言葉の使い方とその例文をご紹介しました。ぜひ参考にしてみてください。
「つまり」には、「話の本質を示す」と「別の言葉で表現する」という二つの主な意味があります。これは「つまり」を副詞として使用した場合です。
一方で、「つまり」が名詞として使われる場合、パイプの詰まりや進行の行き詰まりなどを意味することがあります。この使い分けを理解することが、言葉をより適切に使うための鍵となります。
