驚きを超えた「感服」
「舌を巻く」とは、相手の優れた才能や、予想もしなかった事態に圧倒され、心から感心してしまう様子を表す言葉です。
単に「びっくりした」というよりも、相手への敬意が含まれるこの言葉。
私は数年前、あるスポーツ記事をきっかけに、文字通り「舌を巻く」という体験をしました。
それは、私の個人的な思い出が、思わぬ形で世界の表舞台と繋がった瞬間でした。

数十年の時を超えて届いたニュース
私には、小学5年生の時に転校してきた、忘れられない初恋の人がいます。
当時はまさに「高嶺の花」で、高校を卒業するまでずっと憧れていましたが、結局想いを伝えることはできませんでした。
彼女は大学へ、私は就職へ。
それから数十年、風の便りに彼女がアメリカで暮らしていることは聞いていました。
そんなある日、新聞のスポーツ面に、日本人として大リーグデビューを果たした選手の姿がありました。
驚いたのはその面影です。
なんと、彼はあの初恋の人の息子さんだったのです。
「裏方」として世界を支えるプロの姿
彼は現役を退いた後も、メジャーリーグの球団フロントで活躍しているといいます。
それも、単なる事務仕事ではありません。
データ分析を行う「アナリスト」と「現場のコーチ・選手」の間に入り、複雑な情報を分かりやすく伝えるコミュニケーションの要(かなめ)を任されているとのこと。
華やかなスター選手が集まる大リーグで、高度な知性と信頼が求められる「架け橋」として日々戦っている……。
かつての淡い初恋の記憶が、こんなにも立派な、世界レベルの「プロの仕事」に繋がっていた。
その事実と彼のバイタリティに、私はただただ舌を巻くばかりでした。
もはや自慢できるような距離感ですらなく、ただ一人の人間として「いやはや、参った。
世の中には凄い人がいるものだ」と脱帽するしかなかったのです。
まとめ:人生という舞台の見事さ
「ひやりとする」ような出来事も多い人生ですが、稀にこんな「事実は小説よりも奇なり」という瞬間が訪れます。
「猫に小判」のように価値を見逃すことなく、遠い空の下で重要な役割を担う彼の活躍を、これからも密かに応援していきたい。
「舌を巻く」ほどの感動をくれた彼と、そんな縁を運んできてくれた人生の不思議に、少しだけ感謝したくなるような出来事でした。
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