日本語においてよく見かける「もとより」という表現に焦点を当てます。この表現は「初めから」「以前から」「元々」といった意味を持ちますが、それに加えて「言うまでもなく」「もちろん」というニュアンスも表します。
本記事では「もとより」の適切な使い方を、短くシンプルな例文を交えて紹介します。これにより、「もとより」の理解を深め、日常会話での表現力を向上させるための一助としてください。
「もとより」の例文を簡単な短文で
・もとより、インターネット通販を愛用していましたが、感染症の流行により家で過ごす時間が増え、通販アプリでの買い物が一段と増えました。
・イギリスがEUに加盟した経緯は何でしょうか?さらに、もとよりイギリスはヨーロッパに属しているのでしょうか?
・糸島市では、もとより市民の憩いの場として公園が不足していました。これは糸島市運動公園の整備計画を立てる際にも明らかでした。
・中国はもとよりアフリカ全土に影響を及ぼしており、その関係は経済だけでなく、技術や文化にも広がっています。
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「もとより」の類義語
「もとより」と同じまたは似た意味を持つ言葉を見ていきましょう。
- 初めからの意味での類義語:
- 初めから
- 以前から
- もともと
- 元来
- 本来
- 当初
- 「言うまでもなく」「もちろん」の意味での類義語:
- 当然
- むろん
- 言わずもがな
- 当たり前だが
- 自明のことだが
これらの類義語は、「もとより」と同様に、ある事実や状況が当たり前であるか、初めからそうであったことを表す際に用いられます。
まとめ
以上で「もとより」という表現の使用例と類義語について説明しました。
「もとより」は漢字で「元より」と書かれることが一般的ですが、「素より」や「固より」と表記されることもあります。
これらの表記は、どれも意味が同じであることを覚えておくと良いでしょう。
是非、この情報を参考にして、日常の会話や文章での表現の幅を広げてみてください。