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「云々」とは?意味・使い方・少し配慮が必要な省略の言葉

「云々」は便利だけど要注意?意味・例文・類語をわかりやすく解説 【二、知恵の棚】

「その件については云々ありまして……」

「細かい事情は云々として、結論から言います」

文章や会話の中で、ときどき見かける「云々」という言葉。

読み方は「うんぬん」です。

漢字だけを見ると少し硬く、いかにも昔の文章に出てきそうな言葉ですが、今でもビジネスや説明文の中で使われることがあります。

ただ、この「云々」という言葉、便利な反面、使い方によっては少し冷たく聞こえることもあります。

今回は、「云々」の意味や使い方、類語との違い、そして相手の話を“云々”で片づける時の注意点について考えてみたいと思います。

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「云々」の意味とは?

「云々」とは、簡単に言えば、

“細かい内容を省略して示す言葉”

です。

もともと「云」は「言う」という意味を持つ漢字です。

そこに繰り返しを表す「々」が付いて、

“あれこれ言うこと”

を表すようになりました。

現在では、主に次のような意味で使われます。

  • 細かい内容を省略する
  • あれこれと言う
  • 長い説明をまとめる

つまり「云々」は、話の細部を省きたい時に使う言葉です。

「云々」はどう読む?

「云々」は、

うんぬん

と読みます。

漢字だけを見ると「うんうん」と読んでしまいそうですが、正しくは「うんぬん」です。

「云」は「言う」という意味を持ち、「云々」で“あれこれ言うこと”を表します。

ただし、日常では漢字で書くとやや硬く見えるため、読みやすさを重視するなら「うんぬん」とひらがなで書くのも自然です。

「云々」の使い方

「云々」は、主に説明を省略したい時や、細かい事情をまとめたい時に使います。

例文

  • 細かい経緯は云々として、まず結論をお伝えします。
  • 契約条件について云々する前に、相手の意向を確認しましょう。
  • 責任の所在を云々するより、まず被害を防ぐことが先です。
  • 彼は待遇がどうだ、環境がどうだと云々していた。

このように、「云々」は話題を省略したり、あれこれ言う様子を表したりする時に使われます。

「云々」は便利だけれど、少し偉そうに聞こえる

「云々」は便利な言葉です。

長い説明を短くできますし、細かい部分を省いて本題に入ることができます。

ただし、言い方によっては少し偉そうに聞こえることがあります。

たとえば、誰かが一生懸命説明したあとに、

「その辺は云々として」

と言われたらどうでしょう。

話を整理しているだけかもしれません。

でも、説明した側からすると、

「そこが大事だったんだけどな」

と思うかもしれません。

つまり「云々」は、使う側には便利でも、聞く側には“雑に扱われた”ように感じることがあるのです。

「云々」で片づけられると少し寂しい

私は「云々」という言葉を聞くと、少し複雑な気持ちになります。

一生懸命説明したことを、後から誰かに、

「その件は云々で」

とまとめられてしまうと、まるで大事な部分まで省略されたような気持ちになるからです。

もちろん、悪意はないのでしょう。

むしろ話を簡潔にするための言葉です。

それでも、話した本人からすると、

「そこに気持ちを込めて話したんだけどな」

と思うことがあります。

だから「云々」は便利な反面、少し配慮が必要な言葉なのかもしれません。

「云々」と「あれこれ」の違い

「云々」に近い言葉に「あれこれ」があります。

どちらも、いろいろな内容をまとめて表す言葉です。

ただし、印象は少し違います。

あれこれ

日常的でやわらかい表現です。

  • 彼はあれこれ考えていた。
  • 旅行の予定をあれこれ話し合った。

云々

少し硬く、文章語的な響きがあります。

  • 条件を云々する前に、まず目的を確認する。
  • 経緯を云々しても、結論は変わらない。

「あれこれ」は身近な言葉。

「云々」は少し改まった言葉。

この違いがあります。

「云々」と「などなど」の違い

「などなど」も、内容を省略する時に使います。

ただし、「などなど」は列挙の省略に近い言葉です。

  • 書類、印鑑、身分証などなどを持参してください。
  • 掃除、買い物、洗濯などなどで一日が終わった。

一方、「云々」は、単なる列挙よりも、説明や議論の内容をまとめて省略する時に使われます。

つまり、

  • などなど=物事を並べて省略
  • 云々=話や内容をまとめて省略

という違いです。

ビジネスで「云々」を使う時の注意点

ビジネスの場では、「云々」は少し注意が必要です。

たとえば、相手の提案に対して、

「費用云々の話は後にしましょう」

と言うと、やや雑に聞こえることがあります。

相手にとって費用は大事な話かもしれません。

その場合は、

  • 費用面については、後ほど詳しく確認しましょう。
  • 細かい条件については、改めて整理しましょう。
  • まずは全体の方向性から確認しましょう。

のように言い換えた方が丁寧です。

「云々」は、便利ですが少し乱暴に聞こえることもある。

だから相手との関係や場面に応じて使い分けたい言葉です。

昭和世代が感じる「云々」の硬さ

私のような昭和世代からすると、「云々」は少し古風で硬い言葉に感じます。

どこか、先生や評論家が使うような響きがあります。

日常会話で頻繁に使うというより、文章や説明の中で見かける言葉です。

だからこそ、うまく使えば知的に見える反面、使い方を間違えると少し偉そうに見える。

このあたりが、「云々」の難しさなのかもしれません。

まとめ:「云々」は省略の言葉だからこそ配慮が必要

「云々」とは、細かい内容を省略したり、あれこれ言う様子を表したりする言葉です。

読み方は「うんぬん」。

「細かい経緯は云々として」「条件を云々する前に」などの形で使われます。

便利な言葉ですが、相手の話をまとめる時には注意が必要です。

誰かが大切に話したことを、こちらが軽く「云々」で片づけてしまうと、相手は少し寂しく感じるかもしれません。

人生もまた、細かいことを云々していては前に進めない場面があります。

とはいえ、誰かの思いや努力まで「云々」で片づけてしまうのは、少し寂しい。

言葉を省略する時ほど、相手への配慮を忘れないようにしたいものですね。

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